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2025.01.04お知らせ
明けましておめでとうございます

本年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます。
新年を迎えるたびに思うのです――「今年こそは目標を立てて、充実した一年を過ごすぞ」と。
しかし、気づけばまた12月。「もう大掃除か……」と呟きながら、掃除はそっちのけでキンキンに冷えた
ビール片手にAmazon Prime Videoに手を伸ばす。
結局、「あれ、今年も何事もなく終わったな」と呆然とする。それがここ数年、私の年末恒例行事です。
とはいえ、「何事もなく終わる」というのは、物流業界では最大の褒め言葉です。
倉庫の中で荷物が迷子になれば、それだけで荷主様の歯車が狂う――
いや、歯車どころか、会社そのものが止まってしまうでしょう。
昔の上司がこんなことを言いました。
「倉庫は冷蔵庫みたいなもんや」と。
買うときは、「やれ節電だ」「やれ新鮮さだ」「大容量だ」と騒ぐけれど、いざ家に設置すれば、
冷えたビールを当たり前のように取り出す。冷えていて当然、壊れたときだけ文句を言う
――倉庫も同じや。
その言葉には妙な説得力がありました。確かに「当たり前」を維持するのが倉庫の仕事。
でも、それだけではどうにも物足りないのです。
最近では、AIやロボットが物流を変えると言われています。正直なところ、
当たり前を支えるだけならAIにもかなりの部分は任せられるのでしょう。
――まあ、費用対効果が合えばの話ですが。
荷物を正確に仕分けし、効率よく配置し、必要なタイミングで出庫する。
これだけなら、AIの方が優れているのかもしれません。
ですが、梱包の向きや入れる順番、顧客の重要度、アクシデントやイレギュラー、
そして荷物一つひとつに込められた背景や意味。それらを瞬時に察し、
最適な「プラスアルファ」を生み出すのは、やはり人間の情熱ではないでしょうか。
例えば、ある顧客の大切な商品を手渡す瞬間、「こうすればより安心していただける」
とひらめくのは人間の経験と工夫。そしてその工夫に魂を込められるのも人間だけです。
AIには決して真似できない「熱量」がそこにはあるのです。
2025年も、ロジ・クムはこの「熱量」を武器に、ただの倉庫業にとどまらない価値を提供していきます。
当たり前を超える仕事――それこそが、私たちの誇りです。
と文章を書き終えて、AmazonのAIに勧められた映画を探している年始のひとときです。
本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。