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2024.07.19お知らせ

倉庫のスペースロスを解消する5つの方法

有限である倉庫スペースは保管稼働率をあげることが重要となります。

具体的に施策は企業様によってマッチ度が違うので、今回の記事では一般的な方法をご紹介させて頂きます。

 

まずは保管稼働率を見る前に、どういったロスが発生しているのか。

それは

「平面ロス」「高さロス」「山欠けロス」

3つのロスです。

 

◆代表的な3つのロス

「平面ロス」

せっかくの倉庫スペースにデッドエリアができている状態です。

例えば通路幅が必要以上に広い、商品群ごとに倉庫エリアを分けているので、

その商品がないときはそのエリアが空いているなど

 

「高さロス」

平面に高さを使えてないことによるロスのことを指します。

例えば1段しかカートンが積載していないパレットがたくさんあるなどです。

 

「山欠けロス」

商品を保管するための棚を有効的に使えてないことにより、棚がスカスカの状態を山欠けロスといいます。

 

◆倉庫のスペースロスを解消する5つの方法

1.商品やスペースに合わせたラックを選ぶ

▽中量ラック・中軽量ラック

これらのラックは、商品の重量に応じて使い分けることで保管効率を向上させます。中量ラックは300〜500kg、

中軽量ラックは〜200kgの耐荷重を持ち、棚の間隔を調整できるため柔軟に対応できます。

 

▽パレットラック(重量ラック)

パレットでの保管に最適で、積載荷重が500kgを超えることが多いです。

天井が高い倉庫での利用に適しており、無駄なスペースを削減できます。

 

2.商品の出荷頻度に応じた保管場所の変更

商品の出荷頻度に応じて保管場所を調整することで、従業員の無駄な移動を減らし、作業効率を向上させます。

出荷頻度の高い商品は入口や出口に近い場所に保管し、低頻度の商品は通路幅を狭めて保管します。

 

3.作業動線を考慮したレイアウトの見直し

保管効率を上げるためには、作業動線を考慮したレイアウトが必要です。ピッキングがしやすい商品を棚の前方に配置し、

最短の移動距離で作業ができるようにします。これにより、作業効率が大幅に向上します。

 

4.マテハン機器の導入

マテハン(マテリアルハンドリング)機器は、フォークリフトやコンベア、自動倉庫など、

作業効率を高めるための設備です。商品の特性や倉庫のレイアウトに応じて適切な機器を導入することで、

作業の省人化と効率化を実現します。

 

5.フリーロケーションの導入

フリーロケーションとは、倉庫内で特定の保管場所を固定せず、商品を自由に配置できる管理手法です。

この方法は平面、高さ、山欠けロスを改善する事が可能です。

ただし、在庫管理システム(WMS:Warehouse Management System)を使用する事を前提とするので

導入時の設計は非常に重要なポイントとなります。

 

まとめ

倉庫の保管効率を向上させるためには、ラックの最適化やレイアウトの変更、マテハン機器の導入、

さらには在庫管理システムの利用など、さまざまな手段があります。自社でできる改善を行い、

必要に応じて専門業者のサービスを利用することで、効率的で効果的な倉庫運営が可能となります。